タイヤの点検
2年に1回車検の時だけでなく、定期的にタイヤの点検を。
ドライバーが安全に快適に運転するためのタイヤですが、これは言い換えればもしも タイヤに不具合があった場合ドライバーは危険な目に遭遇するかもしれない、という なんとも恐ろしい事実から目を逸らしてはいけません。 なので常日頃からタイヤの点検をして何も問題がないか確認することが、大切な命を 守ることになりますし快適な走行には不可欠なのです。 「先月車検受けたばかりだしまだ溝もあるはずだし今日のラッキーアイテムの腕時計 も装着してるし点検しなくても大丈夫だろう」と点検をさぼってしまったばかりに、 雨で濡れた路面を曲がろうとしたらグリップ力が足りなかったのか曲がりきれず 注文住宅の立派な外壁に激突してしまった、という不幸な話も梅雨以外ですらたまに 聞かされますので油断してはいけません。 テレビでやってた朝の占いコーナーに頼るよりも自分の目で確認したことの方が よっぽど信じられますし、事故った言い訳が「だってラッキーアイテム持ってたし」 では誰もが呆れてしまうでしょう。 誰からも同情されず今後愚か者と呼ばれる期間が2年は続くのも覚悟せねばならず、 その苦痛は想像を絶するものになるかもしれません。 その危険を冒してまで愛車の点検をサボろうというのは総合的に判断してイケナイコト になりそうですし、安全運転のためにも定期的に整備・点検をするべきです。 1日のうち24時間車体を支えているタイヤは常時大きな負荷がかかっているので、 しばらく見ない間に劣化が大きく進行することもあります。 あまり激しい運転はしてないし走行距離も短いからまだ溝はしっかり残ってるはず、 と油断していたら溝はあるけどタイヤにヒビが入ってた、なんてこともあります。 タイヤがゴムっぽいことは誰でも知っていますが、ゴムは劣化するものです。 わかりやすい例えでいうとどなたの部屋にもある輪ゴムなんかが理解しやすいでしょう。 新品の輪ゴムは弾力があり、引っ張って伸ばしても手を離せば元通り縮みます。 ですが3年前の輪ゴムだとそんな元気さは微塵も感じられず、引っ張ったらそのまま 悲しげな表情を浮かべながらちぎれてしまいます。 タイヤも同じことで、古くなればゴムっぽい特性が徐々に失われていくためタイヤに 期待される働きが充分に果たせなくなっていくのです。 一応タイヤにはひび割れを防ぐための油分が使われていますが、それも永久にタイヤ を守り続けてはくれず年月とともにタイヤから抜けていくので、遅かれ早かれ劣化を 避けることはほぼ不可能です。 劣化の開始される時期は法律で決められているわけでもありませんが、およそ4年位で 交換するタイミングはやってくるといわれています。 だいたい車検2回に1回のペースですが、走行距離や使用状況で大きく個人差がある ので4年という数字を盲信しすぎてはいけません。 くれぐれも自分の目で定期的に確認するしかないと肝に銘じておいてください。 もしタイヤに不具合が確認されたら、そのまま走行するのは危ないので早くタイヤ交換 することを強く要望します。 ひび割れたタイヤでは走行中にパンクするかもしれませんし、溝が減っていれば 車体の制動がうまくいかず不安定になり事故を起こしかねません。 ではもし自宅の駐車場でタイヤの点検していたらひび割れていた、という状況に 出くわした場合最善の策はなんでしょうか。 ガレージに新品のタイヤがあるのならそのまま交換するのがベストアクションですが、 もしなければスペアタイヤに交換してカーショップやガソリンスタンド、ディーラー へ直行してタイヤ交換してもらいましょう。 そこでの注意点は、スペアタイヤは通常のタイヤと同程度の強度は持ち合わせていない ので、スピードを出しすぎたりアスファルトがタイヤを切りつけるような乱暴な運転は 控えて下さいということです。 そんなことをしたらスペアタイヤもすぐパンクしてしまいます。